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ラジオで聴いたバーネットVS関本健太郎 胸を熱くする関本の初球勝負!

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観戦:NHKラジオ第1 試合:阪神VSヤクルト25回戦開催:2015年10月2日/神宮球場阪神にとっては胴上げ阻止も大事だが、残り2試合、CS進出へ負けられない注目試合。通勤帰りの車中に、AMラジオから流れる神宮球場の異様な盛り上がりが響く。 7回を終了し、阪神0-1ヤクルト。阪神は反撃の流れを引き起こせない。優勝決定試合に臨む相手より“硬さ”が感じられる。 8回表、二死より代打・西岡剛が復帰後初ヒットで出塁。少しでも流れが変わってくれればと祈った。大事な試合こそ、二死から何かが起こるはず。するとヤクルトは、「ピッチャー 秋吉→久古に交代」ここでの小早川毅彦氏の解説が鋭い。「久古を挟まずにバーネットに代えるべき。今季の立役者バーネットが打たれても後悔はない」その久古から鳥谷敬がヒットで繋ぐ。二死1塁3塁。一気に同点のチャンスが来た。このチャンスに阪神は、大和に代え、代打・関本健太郎!阪神ファンの大歓声がスピーカーから届く。大注目試合の終盤、劣勢での切り札登場。今季限りの引退を表明しても、まだまだしびれる場面での起用から逃れることはできない。すかさずヤクルトは守護神バーネットに交代。今度はヤクルトファンの割れんばかりの大歓声がスピーカーから響く。またしても、小早川氏の解説が鋭さを増す。「阪神は代打の代打を考えるべき。福留がいる。ヤクルトは福留の方が怖いはず」引退間際の関本を打席に立たせず代打案とは、思い付きもしなかった。実況者も意外だったのか、「この関本にそれはないでしょう」的な返しをしていた。小早川氏の理由は、勝負にこだわるという至ってシンプルな意見だった。「他会場では広島がリード中。阪神はこの試合を勝ちたいなら、CS争いで優位に立ちたいなら、そういう引退間際とかよりも、もっと勝負に徹するべきでは」さすがに和田監督にその考えはないだろうと思って聴いていた。目の前の敵ヤクルト、そしてCS争いの広島のOBでもある小早川氏から忌憚のない意見。変な裏読みとかまったくなく、感情よりも勝負に徹する、目の醒めるような衝撃的な意見に感銘を受けた。やはり関本はそのまま代打で打席へ。中継に耳を傾けながら、前方との車間距離に注意。ハンドルを握る掌が汗ばんでくる。そして、いきなり初球。実況者の「打ったー!」の叫び声。爆発したような大歓声。状況が掴めない程に騒々しい。関本がどの方向に打ったのか、どんな打球なのか、さっぱりわからない。ある意味、これがラジオ中継の醍醐味。想像力が掻き立てられる。とにかく西岡が還り同点! やはり代打の神様は健在だった。代打の代打でなくて良かった。後ほど、関本の同点タイムリー談話が紹介された。「必死のパッチです」のお決まり文句から始まり、「プロ人生の心残りは、日本一になっていないこと。今年が最後のチャンス。CSに進出して、日本一を目指したい」家に着いてからNHKBSで阪神サヨナラ負け→ヤクルト優勝を観届けた。他会場の広島が勝利し、阪神は3位が危うくなってきた。後に記事で関本の打球が「中安」とあり、センター前ヒットだと知った。だが実は、まだその映像を観ることができていない。阪神はCS進出の可能性を繋げるには、とにかく最終戦の広島戦に勝つしかない。そして関本健太郎には、CSのしびれる場面で一打席でも多く、短く握ったバットで必死に食らい付く仕事人の姿を見せてほしい。

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